理念

Mission

Mission:お客様が笑顔になり、大満足いただける商品やサービスを提供する

20代のまだ仕事を始めたての時、自社の新商品発売日に担当店舗にレジの手伝いにいった。
ショッピングモールのオープンの鐘とともに
向こうからおじさん達の集団が息巻いて猛ダッシュで走ってきた。

在庫に限りがあるので毎回起こる争奪戦。
なぜか小学校の時のパン食い競争を思い出したが、みんな目がキラキラしていて楽しそうだった。

店員としての役割の一つは商品説明だと思い、意気込み、
覚えたてほやほやの知識で前日から頭の中で架空の接客を繰り返し、緊張していた。
でも実際は、3分後には「いかにこの商品が素晴らしいか」をお客様に説きふせられていた。
商品に対する熱量が圧倒的さ。当時はまだなかったけど、今で言う「家電芸人」ばりの前のめり感。

なんか、素晴らしい商品っていいなぁ。
とぼんやり考えながら、がむしゃらに仕事をしているうちに、こんなことを思うようになった。

「人が作ったものを売ってもこんなに楽しいのか。
だったら自分で一から作って、それを売ってみたらもっと楽しいんじゃないか。」

小学生が聞いてもツッコミが入るぐらい、びっくりするほど安直な考えだ。
今思うとハードワークでちょっと頭がおかしくなっていたのだろう。

そんな感じで、清水の舞台から飛び降りてみた。
そして結果、きれいに急降下して、地面にぶつかった。
「墜落選手権」があったら、結構いい線いっていたと思う。

落ちる途中生えてる木にあたり、かろうじて一命とりとめた感じだった。
失敗について書くとプラス100スクロールぐらいの量になるのでなくなく割愛するが
「失敗してみたい」という人がいたら「どうぞ」とお譲りしたかったぐらいの見本品だった。

失敗は痛いし、怖いし、全然かっこよくないからキツいけど、でもわかったこともあった。
自分で選択した人生を生きることは、少なくとも私にとって「大変」だけど「辛く」はなかった。
まぁ、自分で選んだんだもん、踏ん張るしかないよね、といったところだろうか。
あと痛みを感じてる人の痛みが、わかるようになる。
肘を角にぶつけたことがあると、肘をぶつけた人を見て痛くなるあの感じ。・・・違うか。

まだまだ掘建て小屋のような小さな存在だけど、夢は大きく持っていたい。
そしてそのような選択をしている人々とパートナー関係を築き、一歩ずつ崖を登ってみたい。
登った先には何が見えるのだろうか。

きっと、登った人にしか見えない景色もあるんじゃないだろうか。


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